いつも三ノ輪相談所のコンテンツをご覧いただき、ありがとうございます。
占い師・祈祷師の千賀喜心です。
これまで神社紹介をメインに行ってきましたが、神様のご利益や開運のヒント、占いの真実など、私がお伝えしたいことは尽きません。
今後はコラムも通して、積極的に皆様へ情報発信してまいります。
さて、今回のテーマは、「最強の神社はどこなのか？」です。
目次
神様に優劣はつけられない。しかし、「優先順位」は存在する
まず、私の正直な考えをお伝えさせてください。
私自身、神社や神様に優劣をつけるのは好みません。
人間の尺度から、神様の序列を語るのは、あまりにもおこがましく、神様に対して失礼なことだと考えているからです。
ただ、コラムというコンテンツを発信する上で、「ご利益の強さ」「参拝の優先度」を明確にしないと、皆様に本当に大切なことが伝わらないのも事実です。
この葛藤を踏まえ、今回はあえて私の独断で「最強の神社」を提唱させていただきますが、これは「神様の優劣」ではなく、「あなたが幸せになるための参拝（神社）の優先順位」として、読み進めていただけると幸いです。
最強の神社は、あなたを最も近くで見守る「氏神神社」です
私が、あらゆる神社の中で、最も推奨し、最も大切にすべきと断言する神社。それは、ずばり「氏神神社（うじがみじんじゃ）」です。
遠方にある有名なパワースポットである必要はありません。
あなたが今、お住まいの地域を、最も近くで見守ってくれている地元の神社こそが、あなたにとっての最強の聖地なのです。
氏神神社とは？
氏神神社とは、あなたが居住する地域の守護神（氏神様）が鎮座する神社です。
文字通り、その土地に暮らす人々（氏子）を、日夜見守り、災厄から守護し、生活の平穏を保ってくださる、最も身近な神様が鎮座しています。
日本には「遠くの親戚より、近くの友達」という言葉がありますが、これは神様に対しても同じことが言えます。
遠方にある有名な神社も素晴らしいですが、毎日あなたの頭上に降り注ぐ運気、そして生活の基盤となる土地を守護してくださっている氏神様へのご挨拶が、まず何よりも大切なのです。
氏神神社のお参りを疎かにするのは、なぜもったいないのか？
氏神神社へのお参りを怠り、遠方の神社ばかりをお参りするのは、非常にもったいない行為です。
その理由は、以下の通りです。
- 基盤となる運気が整わない: 氏神様はあなたの生活の基盤を司っています。その基盤の神様にご挨拶しないまま、遠方の神社で大きなご利益を求めても、「足元がぐらついた状態」で家を建てるようなもの。せっかく授かったご利益も、しっかりと定着せず、効果が薄れてしまう可能性があります。
- 神様への礼儀: あなたの生活を守ってくれている神様にご挨拶もせず、遠方へ願い事だけをしに行くのは、人間関係で例えるなら「身近な人を無視する」行為に等しいかもしれません。日頃の感謝を伝え、より強固なご加護をいただくためにも、まずは氏神様を優先すべきです。
氏神様への挨拶を終えたら、次に訪れたい神社
氏神神社への定期的、そして丁寧な参拝を習慣づけたら、次にあなたが意識して訪れたい神社は二つあります。
1. 日本の総氏神「伊勢神宮」
伊勢神宮は、日本の最高神である天照大御神（あまてらすおおみかみ）を祀る、最も格式の高い神社です。
氏神様が「地域の守り神」であるのに対し、伊勢神宮の神様は「日本全体の守り神」「国民の総氏神」です。
氏神様へのご挨拶を済ませ、自身の足元を固めた上で、日本の根源的な力を授かるために、ぜひ参拝されることをおすすめします。
2. あなたの願いに特化した「崇敬神社」
崇敬神社（すうけいじんじゃ）とは、あなた自身が特別な敬意を持ち、信仰する神社のことです。
例えば、「縁結びの神様」で有名な出雲大社や、「勝負運」の鹿島神宮など、あなたの叶えたい願いに特化した神様がいる場所が該当します。
氏神様への感謝、伊勢神宮での神様の力の拝受を済ませた上で、最後にこの崇敬神社で具体的に願いを伝えると、そのご利益は最大限に発揮されるでしょう。
あなたの幸せは、足元から始まります
神様に優劣は存在しませんが、あなたにとっての参拝の「優先順位」は、あなたの幸せに直結します。
まずは、最も近くであなたを見守る氏神神社に、日頃の感謝を伝えに行くことから始めてみませんか。
あなたの幸せは、遠い場所ではなく、あなたの「足元」から、そして「氏神様とのご縁」から始まります。
このコラムが、皆様の開運の一助となれば幸いです。
