
人間関係や悪癖、不運な状況など、「どうしてもこの縁を断ち切りたい」と願うことはありませんか?
そんな時、強力な縁切りのご利益で知られる場所として、ぜひ訪れていただきたいのが、港区赤坂に位置する豊川稲荷東京別院(とよかわいなりとうきょうべついん)です。
私も先日参拝して、その広大な境内と、多様なご利益に改めて感銘を受けました。
今回は、豊川稲荷東京別院の魅力と、参拝時に知っておきたいポイントを詳しくご紹介します。
目次
豊川稲荷東京別院とは?神社ではなく「お寺(寺院)」です

「稲荷」と聞くと、鳥居が並ぶ神社をイメージされる方が多いかもしれませんが、豊川稲荷東京別院は、実は神社ではなく、曹洞宗(そうとうしゅう)のお寺です。
愛知県豊川市にある「豊川閣妙厳寺(とよかわかくみょうごんじ)」の直轄の別院であり、正式名称は「宗教法人豊川閣妙厳寺豊川稲荷東京別院」といいます。

お寺なのに「稲荷」と名が付くのは、豊川稲荷の鎮守として祀られている「豐川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)」という神様が、白い狐に乗って現れることから、稲荷神と同一視されるようになったためです。
都会の中心にありながら広々とした境内は、参拝者に静かで厳かな雰囲気を与えてくれます。

神社と寺院の御朱印帳は分けるべき?

ここで一つ、御朱印をいただく方への大切なアドバイスです。
神社と寺院の御朱印は、必ず御朱印帳を分けて使用することをおすすめします。
その理由は、神社と寺院では信仰の対象や根本的な教えが異なるためです。
- 神社:神道の神様を祀り、自然や祖先、あるいは特定の神々を崇拝します。
- 寺院:仏教の教えに基づき、仏様(如来、菩薩など)や祖師を信仰します。
御朱印帳は、それぞれの神仏とのご縁を結んだ証であり、いわば「参拝の記録帳」であり、「神仏からの分身」とも考えられます。
異なる宗派の神仏を一つの帳に混在させることは、神仏への敬意を示す上で望ましくないとされています。
また、御朱印を授与する側にも、それぞれ異なる作法や考え方があるため、トラブルを避けるためにも、分けて使用するのが賢明です。
縁切りだけじゃない!豊川稲荷東京別院の多様なご利益
豊川稲荷東京別院は、その強力な縁切りのご利益で非常に有名です。「別れさせたい縁」「断ち切りたい悪癖」など、多くの切実な願いが寄せられています。
しかし、このお寺の魅力はそれだけではありません。
境内には、縁切りだけでなく、金運や商売繁盛、学業成就など、多岐にわたるご利益を授けてくださる場所が点在しています。
1. 縁切りの聖地「叶稲荷尊天(かのういなりそんてん)」

縁切りの願いを込めるなら、まずはこの叶稲荷尊天へ。本殿の奥にひっそりと鎮座していますが、ここには多くの人が縁切りを願う絵馬を奉納しています。
あなたの断ち切りたい悪縁を具体的に願うことで、その効果が期待できるでしょう。
2. 金運上昇のパワースポット「融通稲荷(ゆうずういなり)」

豊川稲荷東京別院には、金運アップで名高い融通稲荷があります。
ここには、お財布に入れておくと金運が良くなると言われる「融通銭(ゆうずうせん)」というお札が置かれています。
このお札をいただいて持ち帰り、一年後に感謝の気持ちを込めてお返しすると、さらなる金運のご利益があるとされています。
私自身も、参拝時には必ずお参りし、融通銭をいただいています!
3. その他、多彩なご利益を授ける境内社・堂

- 大黒天(だいこくてん): 福徳開運、商売繁盛
- 恵比寿天(えびすてん): 商売繁盛、漁業繁栄
- 妙厳寺稲荷(みょうごんじいなり): 厄除け、家内安全
- 三神殿(さんしんでん): 開運招福、福徳増進
- 霊狐塚(れいこづか): 多数の狐の石像が並び、願い事をする場所。ここに並ぶ狐の数は圧巻です。
これらの多様な境内社や堂を巡ることで、あなたの様々な願いに応じたご利益を授かることができるでしょう。
豊川稲荷東京別院を訪れて感じたこと

赤坂という都心にありながら、豊川稲荷東京別院の境内は、予想以上に広々としていて、清らかな空気に満ちていました。
都会の喧騒を忘れさせてくれる静寂の中で、じっくりとご自身と向き合い、願いを込めることができる場所です。
縁切りを願う人も、金運アップを目指す人も、また単に心を落ち着かせたい人も、誰もがそれぞれの願いを持って訪れることができる、懐の深いお寺だと感じました。
もしあなたが、断ち切りたい縁や、高めたい運気があるなら、ぜひ一度、この豊川稲荷東京別院へ足を運んでみてください。
そして、その強力なパワーを肌で感じてみてください。



































