安井金比羅宮は日本で一番有名な縁切り神社?

こちらの記事では京都の「安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)」をご紹介します。

安井金比羅宮は、京都市東山区にある神社。

旧社格は郷社で、通称「縁切り神社」の別称で知られています。

テレビ・雑誌・Webコンテンツ・SNS・インターネット掲示板でも評判の神社で、縁切り神社を調べている方の殆どは、安井金比羅宮の名前を見かけた経験があるのではないでしょうか。

私も数多くの神社へお参りをしておりますが、縁切りのメッカと言えば、真っ先に名前を挙げるのが安井金比羅宮です。

もちろん、他にも縁切りのご利益をくださる素晴らしい神社は沢山ありますが、安井金比羅宮の知名度はズバ抜けております。

そんな安井金毘羅宮は、天智天皇の時代に藤原鎌足が藤原家一門の繁栄を祈願した仏堂を建立し、藤を植樹して「藤寺」と号したのがそもそもの始まりです。

つまり、元々はお寺だったのです。

しかし、時代の移り変わりとともに、姿形を変えて、建治年間(1275年―1277年)に崇徳上皇を祀る「光明院観勝寺」が建立。

この光明院観勝寺が後の、安井金比羅宮になります。

細かい時系列は省略しますが、明治維新による神仏分離(神仏判然令)によって「安井神社」に改組。

第二次世界大戦後、安井金比羅宮の名称となり現在に至ります。

ご祭神は崇徳天皇(すとくてんのう)、大物主神(おおものぬしおおかみ)、源頼政(みなもとのよりまさ)。

境内社には、厳嶋社、三玉稲荷社、安井天満宮等が建っており、縁切りだけではなく、縁結び、開運厄除、商売繁盛、合格祈願等、多岐に渡るご利益を享けられます。

そして安井金毘羅宮の話題を取り上げて、見逃せないのが、境内にある「縁切り縁結び碑」です。

縁切り縁結び碑とは?

悪縁切り・良縁結びのご利益がある霊石。真ん中に穴のあいた碑(いし)。形代(100円程度の志納)に願いを書き、穴をくぐり悪縁を断ち、再び裏からくぐることで良縁を結んでくれるといわれている。

縁切り縁結び碑は、高さ1.5メートル、幅3メートル巨石。

絵馬のような台形のカタチをしており、中央の亀裂を通して神の霊威が注がれている霊石。

碑の表面には、石肌を覆うほどの形代(紙のお札)が貼られており、その光景はどこか禍々しくも視えます。

人によっては「恐ろしい…」と感じられる方も多いのではないでしょうか。

ですが、邪悪な気は一切感じられず、その霊験は神聖さの方が際立ちます。

私も何度か縁切り縁結び碑の穴をくぐっておりますが、とても狭くて大変でした。

女性でも、ほふく前進でないと通り抜けられない方が殆どみたいです。

下記では、そんな安井金毘羅宮に訪れた際に、撮影した写真と動画をご紹介します。

上記の写真は手水場で、右から読んで「清明」と刻まれており、お百度石も置かれています。

そして下記が拝殿になります。

先にお参りをしてから、縁切り縁結び碑をくぐるようにしましょう。

以上が安井金比羅宮の紹介記事です。

それと安井金毘羅宮の近くには、八坂神社(やさかじんじゃ)の総本社があります。

八坂神社も素晴らしい神社なので、是非ご一緒にお参りしてはいかがでしょうか。

■安井金比羅宮
住所:京都府京都市東山区下弁天町70
電話:075-561-5127
公式サイト:http://www.yasui-konpiragu.or.jp/

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