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【東京十社巡り】色彩豊かな「根津神社」へ!千本鳥居に心奪われる
東京十社の一社、根津神社へ行ってきました。
都会の喧騒の中に突如現れる、朱塗りの楼門と豊かな緑に囲まれた空間は、まさに別世界。
今回は、私が実際に感じた根津神社の魅力とともに、その歴史や見どころを詳しくご紹介します。
根津神社とは?歴史と由緒ある東京のパワースポット

根津神社は、東京都文京区に鎮座する、東京十社の一つに数えられる格式高い神社です。その創建は非常に古く、1706年(宝永3年)に五代将軍徳川綱吉によって現在の社殿が造営されたと伝えられています。
■ 江戸の総鎮守として、徳川将軍家も厚く信仰
徳川家康が江戸に入府する以前からこの地に根ざしていたとされ、江戸時代には徳川将軍家の崇敬も篤く、江戸の総鎮守として広く信仰を集めてきました。現在の社殿群は、国の重要文化財にも指定されており、江戸の建築美を今に伝える貴重な存在です。
■ 東京十社とは?
東京十社とは、明治時代に明治天皇が定めた、都内にある格式の高い10の神社の総称です。これらを巡ることで、都内を巡りながら強力なご利益を授かれるとされています。根津神社はその中でも特に人気のある神社の一つです。
根津神社の御祭神とご利益

根津神社に祀られているのは、主に以下の神様方です。
- 須佐之男命(すさのおのみこと): 厄除け、開運、夫婦円満、縁結び
- 大山咋命(おおやまくいのみこと): 方除け、家内安全
- 誉田別命(ほむだわけのみこと): 武運長久、勝負運、学業成就
- 大国主命(おおくにぬしのみこと): 縁結び、商売繁盛
- 菅原道真公(すがわらのみちざねこう): 学業成就、合格祈願
これらの神様方のご神徳により、根津神社は縁結び、厄除け、開運、学業成就、商売繁盛など、幅広いご利益を授けてくださると言われています。
特に、厄除けや人間関係の改善、そして学業に関する願いを持つ方々に篤く信仰されています。

根津神社の見どころ:訪れる人を魅了する色彩と歴史
私が根津神社を訪れて特に感動したのは、その豊かな自然と、見事な建築美の調和です。
1. 朱塗りの鮮やかさが際立つ社殿群

重要文化財に指定されている社殿は、楼門、唐門、拝殿、本殿と、どれもが歴史を感じさせる重厚感と、鮮やかな朱塗りの美しさを兼ね備えています。一つ一つ細部にまで施された彫刻は見事で、江戸時代の職人技に感嘆させられます。特に、陽の光を浴びて輝く朱色は、訪れる人の心を明るくしてくれるようでした。
2. 神秘的な「千本鳥居」と乙女稲荷神社

根津神社といえば、京都の伏見稲荷大社を彷彿とさせる千本鳥居が有名です。鮮やかな朱色の鳥居が連なる光景は圧巻で、異世界への入口のような神秘的な雰囲気を醸し出しています。

この鳥居の先には、乙女稲荷神社が鎮座しています。こちらは特に女性からの信仰が篤く、縁結びや良縁成就にご利益があるとされています。千本鳥居をくぐりながら、心を込めて願いを祈る時間は、まさに特別な体験となるでしょう。
3. 春の風物詩「つつじ苑」

根津神社は、つつじの名所としても非常に知られています。春になると、境内のつつじ苑には約100種類3000株ものつつじが咲き誇り、あたり一面を色鮮やかな絨毯で覆い尽くします。私が訪れた際も、赤、ピンク、白、紫と、息をのむほど美しいつつじのグラデーションに魅了されました。
※開花時期は例年4月中旬から5月上旬頃です。 時期が合えば、この絶景を見るためだけでも訪れる価値があります。


根津神社を訪れて感じたこと
都会の真ん中にあるとは思えないほど、根津神社は静かで清々しいエネルギーに満ち溢れていました。
歴史の重みを感じさせる社殿、神秘的な千本鳥居、そして季節ごとに表情を変える美しい自然。
すべてが調和し、訪れる人々に安らぎと活力を与えてくれるパワースポットだと実感しました。
もしあなたが、縁結び、厄除け、開運、学業成就など、何か願いを抱えているなら、ぜひ一度、根津神社を訪れてみてください。
その美しい景色と神聖な空気が、きっとあなたの心を癒し、前向きな気持ちを与えてくれるはずです。
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