本日は「出雲大社東京分祠(いずもおおやしろとうきょうぶんし)」の立ち寄った話を紹介させていただきます。
ちなみに、こちらの神社は島根県にある「出雲大社」と、同じご祭神の御霊を分けて奉った神社。
一言で説明するなら出雲大社の「東京支店」です。
祀られているご祭神は「大国主大神(オオクニヌシオオカミ)」で国造りの神、縁結びの神として有名です。
大己貴命、八千矛神、葦原色許男という別名もありますが、取り分けて有名なのが神仏習合の際に称された七福神の大黒天(だいこくてん)ではないでしょうか。
同社のホームページでも大国主大神とダイコク様のお名前を使い分けてもいます。
また、私がこちらの神社へ立ち寄ったのは、日枝神社と赤坂氷川神社に参拝をしに行った帰り道の時でした。
赤坂見附駅から帰路へ向かおうとしたのですが、少し散歩をしたい気分になり、近場の神社や寺院を検索したところ、以前から気になっていた出雲大社東京分祠が目に留まったからです。
こちらの出雲大社東京分祠は「東京三大縁結び神社」の一社に数えられているので、以前から機会があれば参拝に行きたいと思っていた場所。
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■東京三大縁結び神社
・東京大神宮
・出雲大社東京分祠
・赤坂氷川神社
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(※東京大神宮の紹介)
折角なので、そのまま足を運んでみることにしました。
赤坂氷川神社から六本木方面へ向かいますが、道中は階段を下ったり、坂を上ったりと少しだけ忙しい。
当日は快晴で鱗雲が空を覆っており、はじめて向かう神社という点もあって、私の足取りも普段よりか軽いように感じました。
約20~30分ほど歩いて出雲大社東京分祠に辿り着きます。
神社といえば木造で古めかしいイメージですが、出雲大社東京分祠は近代的な建物という印象。
実は東京都内の神社では珍しいことではありません。
宗忠神社東京分社に至っては教会のような外観ですし、金吾龍神社東京分祠に至ってはマンションの一室、新大久保の夫婦木神社はアパートの一室にあるのですから、驚かれる方も多いのではないでしょうか。
そして都心部だと土地上の問題から、鳥居が建てられないケースもある為に、入り口に注連縄だけを飾っている神社も少なくありません。
拝殿は階段を上った先にあり、「自動販売機」「開門時間を記してある立て札」「ベンチ」などが設けられています。
途中で休憩する程、苦労する階段では御座いませんが、参拝後に一息をするのに宜しいかも知れませんね。
階段を上がった先には社務所があり、大麻やお守り、御朱印などを授与してくれますが、御朱印は御朱印帳を持参しないと頂けないそうなので注意が必要です。
また、社務所前にある手水場と祓社(はらいのやしろ)は、神前で祈願をする前に、自身の穢れを祓い清める社です。
祓社でのお清めを済ませた後、同じ階にある拝殿(神殿)での参拝します。
私がこちらの神社に赴いたのは平日でしたが、数名の方が並んでいらっしゃいました。
ちなみに一般的な神社では「二拝ニ拍手一拝」での拝礼ですが、出雲大社では「二拝四拍手一拝」が参拝作法です。
その理由や説は幾つかあり、四回手を合わすとこで、四合わせ(しあわせ)と唱える説。
出雲大社で祀られている大国主大神のご神体が西を向いているので、片方の耳でも聞こえやすいようにという説。
四季の実りと繁栄を祈願している説。
東西南北といった四方を守護する神に敬意を示している説など…。
真意は定かではありまえんが、参拝時はその神社の作法で行うべきなので、私も出雲の作法を順守して二拝四拍手一拝で参拝をさせていただきました。
以上が出雲大社東京分祠のご紹介ですが、近隣には東京十社に数えられる日枝神社と赤坂氷川神社、乃木坂神社等もございますので、ご一緒に巡られるのもオススメです。
■出雲大社東京分祠(いずもおおやしろとうきょうぶんし/いずもたいしゃとうきょうぶんし)
所在地:東京都港区六本木7-18-5
最寄駅:六本木駅
公式サイト:http://www.izumotaisya-tokyobunshi.com/