栃木県鹿沼市の「古峯神社(ふるみねじんじゃ)」をご紹介します。
御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)で、天狗が御祭神の神使いとされています。
神仏習合時代は修験の地とされており、火伏や豊作の神として古峯信仰(ふるみねしんこう)の場所になりました。
古峯神社が立つ大芦川源流一帯は古峯ヶ原(こぶがはら)と呼ばれ、「こみねさん」「こぶがはらさま」の呼称でも親しまれる。
境内には日本庭園の古峯園(こほうえん)があり、その美しさは多くの参拝者を魅了しています。
清らかな水が流れ、深緑の匂いを感じさせる古峯神社は自然資源豊富なパワースポット神社。
正確な創建は不詳ですが、1300年以上の歴史があると伝えられています。
また、日光山開山の祖である勝道上人は、この地で三年の修行を行った後、栃木県日光市にある男体山に登りました。
そこから男体山の噴火でできた堰止湖(現中禅寺湖)近くに中禅寺を開き、四本龍寺(現輪王寺)や二荒山神社の創建にも関わったとする伝承もあります。
後に徳川家康を祀る日光東照宮が建てられましたが、日光のルーツが古峯にあったのだと考えるとロマン心をくすぐります。
下記では、古峯神社へ訪れた際に撮影したお写真をご紹介します。
上の写真は古峯ヶ原街道にある一の鳥居。
高さは約24メートル、8階建てビルに相当するそうです。
一の鳥居から西へ6キロほど進むと古峯神社へ到着。
神社手前には橋が架かっており、渡ると直ぐに鳥居が見えます。
鳥居手前には案内板。
鳥居を抜けて左手には手水舎があります。
手水舎の水は底から湧き出るタイプです。
境内には記念碑。
下の写真は日本庭園「古峯園」の入り口です。
古峯園の入り口は橋が架かっており、そこから眺める川の流れも素敵でした。
この日は予定が詰まっていたので、古峯園へ入園しませんでしたが、参拝と一緒に訪れたい場所です。
この階段を進むと拝殿です。
特徴的な拝殿。
茅葺屋根で横に長く、緻密な彫刻が見えます。
天狗の社ということで、天狗を象った瓦も特筆する点。
ちなみに拝殿横の入り口から中に入り、参拝することも可能。
御朱印は拝殿内で授与していただけます。
拝殿内の写真。
拝殿内には天狗の像も置かれていますので、是非お参りをしましょう。
以上が古峯神社のご紹介ですが、境内には天狗を象った石像、庭園、自然の景観が楽しめます。
四季折々で様々な表情を魅せてくれる神社です。
■古峯神社
所在地:〒322-0101 栃木県鹿沼市草久3027
電話番号:0289-74-2111
公式:http://www.furumine-jinjya.jp/