本記事では神奈川県鎌倉市にある「佐助稲荷神社(さすけいなりじんじゃ)をご紹介します。
神社の縁起によると、源頼朝の夢に稲荷の神霊が現れ、平家討伐の挙兵をうながし、源頼朝を勝利へ導かれたと伝えられています。
平家討伐後、感謝の意から源頼朝が畠山重忠に命じて社殿を造らせたのが起源とされています。
源頼朝を勝利へ導いたことから、勝利・出世などの霊験を給わらせてくれる神社として有名です。
祀られているご祭神は宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、佐田彦命、(さるたひこのみこと)大宮女命(おおみやひめのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)になります。
複数の柱をお祀りになられているので、佐助稲荷神社から給(たま)われる御利益も多岐に渡るのが特徴です。
佐助稲荷神社の御利益
出世運、商売繁盛、病気平癒、大漁万船、学業成就、縁結び他
近くには葛岡原神社、銭洗弁財天宇賀福神社、鶴岡八幡宮も建てられており、一緒に参拝をされる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな佐助稲荷神社は閑静な住宅街の奥に建っています。
「佐助稲荷神社」の社名が刻まれた社碑。
下には可愛らしい狐の像が飾られるように置かれています。
社碑を進むと鳥居、由緒書き、下拝所があります。
拝殿に辿り着くには、急な階段を登る必要があります。
下拝所を用意してくれているのは、足腰の弱い方には有難いです。
鳥居の中は幻想的な空間。
インスタ映えしそうな場所で、写真撮影をされている方も沢山いらっしゃいます。
鳥居を抜けると急な階段が姿を現し、直ぐに拝殿が見えます。
境内には祠があり、沢山の狐像が並べられていました。
苔も綺麗です。
どこか神秘的な印象。
拝殿の裏には奥宮があります。
鳥居の奥へ立ち入ることはできませんが、神籬(ひもろぎ)が見えます。
ちなみに神籬は神霊を招き、祭祀(さいし)とする場所。
社殿や拝殿を設けずに榊(さかき)、紙垂(しで)、注連縄(しめなわ)等が置かれていることが多いです。
また、境内には小さなお堂もあって、十一面観世音菩薩が安置されています。
良縁に恵まれず、仏門に入られた赤松幸運という美しい姫君が、「この世の若い男女に良縁あらんこと」を祈願されたそうです。
以上が鎌倉にある佐助稲荷神社のご紹介になりますが、最後に御朱印の写真で〆させていただきます。
■佐助稲荷神社
公式サイト:https://sasukeinari.jp/
〒248-0017
神奈川県鎌倉市佐助2丁目22−12