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「天照大神」あなたの願いを叶えてくれる神様を知る
日本には古くから「八百万(やおよろず)の神々」という言葉があり、山、川、海、そして私たちの日常のあらゆる場所に、数えきれないほど沢山の神様がいらっしゃいます。
神様たちのご利益は多岐に渡りますが、人間と同じように「それぞれ得意分野(強み)がある」こともしばしばです。
縁結びに強い神様、仕事運に強い神様、厄払いに強い神様など、その個性は豊かで魅力的です。
お祈りをする際、ただ漠然と手を合わせるよりも、「自分が今、どんな神様にお祈りをしていて、その神様はどんな力を持っているのか」を知ることは非常に重要です。
神様のルーツや物語を知ることで、「こんなにすごい神様に見守られているんだ!」という深い安心感や幸福感を得ることができます。
参拝やご祈祷のご利益を引き出す最大の鍵は、「神様の御力(みちから)を信じる気持ち」を持つことです。そのためにも「神様を知る」ということは、開運への第一歩と言えるでしょう。
そこで、三ノ輪相談所のコラムでは、日本の神々を定期的にご紹介していく連載をスタートします。
記念すべき第一弾は、日本神道の最高神であり、太陽を司る「天照大神(あまてらすおおかみ)」です。

神様の名前と別名
■ 基本神名
- 天照大神(あまてらすおおかみ)
■ 別名・その他の鎮座名
神様は、その働きや祀られる場所によって様々なお名前で呼ばれます。
以下の名前で神社に祀られている場合も、天照大神のことを指しています。
- 大日孁貴神(おおひるめのむちのかみ)
- 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
- 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
- 皇大御神(すめおおみかみ)
- 神明様(しんめいさま)
【天照大神とは?】
天照大神は、八百万の神々が住まう天上の世界「高天原(たかまがはら)の主祭神」であり、私たちの世界を明るく照らし、万物を育む「太陽神」です。
さらに、天皇家の祖先にあたる「日本の皇祖神(こうそしん)」でもあり、日本神道においてもっとも尊い神様として崇敬されています。

天照大神のご利益(得意分野)
太陽の神であり、皇室の祖神(皇祖神)でもある天照大神は、日本全国を照らす最も尊い神様です。
そのため、ご利益は特定の分野に留まらず、「国家安泰」から「個人の開運全般」まで、あらゆる願いを網羅する万能の力を持っています。
- 開運招福・諸願成就: 太陽の光が万物を育むように、人生を明るく照らし、あらゆる願いを良い方向へ導きます。
- 国土安泰・平和: 争いを鎮め、平穏な日常を守り抜く力。
- 厄除け・魔除け: 光で闇(邪気や災い)を打ち払う強力な浄化作用。
- 生命力向上: 生命の源である太陽のエネルギーで、気力・体力を充実させます。
『古事記』で読み解く!天照大神の特徴と伝説
天照大神がどのような神様なのかを深く知るためには、日本最古の歴史書『古事記』に記された神話が欠かせません。
誕生の秘話:イザナギの「左目」から生まれた最高神
天照大神は、日本の国土を生み出した父神・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)から生まれました。
イザナギが、亡き妻を追って死者の国(黄泉の国)へ行き、恐ろしい目に遭って逃げ帰ってきた後のことです。
イザナギが川の清流で身の穢れを洗い流す「禊(みそぎ)」を行った際、左目を洗った時に誕生したのが天照大神でした。
イザナギは、あまりにも美しく光り輝くこの神様の誕生を大いに喜び、自身の首飾りを授けて「高天原(たかまがはら=神々の住む天上の世界)を治めなさい」と命じました。
有名な「天の岩戸(あまのいわと)」伝説
天照大神を語る上で最も有名なエピソードが、「天の岩戸隠れ」です。
天照大神の弟である素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、高天原で田んぼの畔を壊したり、神聖な機織り小屋に皮を剥いだ馬を投げ込んだりと、大暴れを繰り返しました。
弟のあまりの乱暴な振る舞いに悲しみと恐怖を覚えた天照大神は、「天の岩戸(あまのいわと)」と呼ばれる洞窟の奥に隠れ、入り口を固く閉ざしてしまいます。
太陽の神が隠れてしまったため、世界は完全に光を失い、永遠の夜(常夜)に包まれました。
闇に乗じて悪い神々が蔓延り、疫病や災害など、あらゆる災いが世界を襲います。
八百万の神々の機転と「光の復活」
困り果てた八百万の神々は、天の安河原(あめのやすかわら)に集まり、どうすれば天照大神を外に出せるか会議を開きました。
そこで、天宇受売命(あめのうずめのみこと)という女神が、岩戸の前で胸をはだけて滑稽で情熱的な踊りを披露します。
それを見た八百万の神々はドッと大爆笑しました。
外の異常な盛り上がりを不思議に思った天照大神が、「私が隠れて世界は暗闇のはずなのに、なぜ皆は楽しそうに笑っているのだろう?」と、岩戸の扉を少しだけ開けて外を覗き込みました。
その瞬間、隠れていた力持ちの神・天手力男神(あめのたぢからおのかみ)が岩戸の扉を力一杯こじ開け、天照大神を外へと引っ張り出しました。
こうして世界に再び光が戻り、平和と秩序が取り戻されたのです。

この伝説は、「冬の短い日照時間から、春に向かって太陽の力が再び強まること」の象徴や、「一度死に、再び生まれ変わる(再生と復活)」というスピリチュアルな意味合いが込められており、天照大神がいかに世界にとって不可欠な絶対的エネルギーであるかを示しています。
天照大神が祀られている有名な神社
天照大神は、日本全国にある「神明社(しんめいしゃ)」や「伊勢神宮の分霊を祀る神社」でお参りすることができます。
- 伊勢神宮 内宮(皇大神宮)【三重県】日本全国の神社の中心であり、天照大神をご祭神とする総本宮。一生に一度はお参りしたい、日本最高の聖地です。
- 東京大神宮【東京都】「東京のお伊勢さま」として親しまれ、天照大神と共に結びの神々を祀ることから、関東屈指の縁結びスポットとしても絶大な人気を誇ります。
- 全国の神明社・神明宮「神明(しんめい)」と名の付く神社は、天照大神を主祭神としています。皆様の住む地域の氏神様が神明社であることも多いはずです。

神社へ行こう!あなたの願いを叶えてくれる神様がそこにいます
いかがでしたでしょうか。
神話を知ることで、天照大神が単なる「すごい神様」というだけでなく、弟の暴挙に心を痛めて引きこもってしまうような人間らしい一面や、光で世界を救済する圧倒的な愛のエネルギーを持っていることがお分かりいただけたかと思います。
お近くの神社、あるいは崇敬する神社へぜひ足を運んでみてください。
神様の成り立ちを知り、敬意と感謝を持って手を合わせれば、必ずやあなたの願いを叶えるための力強いサポートをしてくださるはずです。
「でも、自分で参拝に行く時間がなかなか取れない…」
「正しい参拝方法に自信がない」
「自分の切実な悩みに一番合った神様や神社が、どこなのか分からない」
もしそのようなお悩みがあれば、決して一人で抱え込まず、プロの力を頼ってください。
三ノ輪相談所では、占い師・祈祷師である私、千賀喜心が、あなたに代わって最適な吉日・最適な神社を選定し、正しい作法で神様へ願いを届ける「ご祈祷・代理参拝」を承っております。
神様の御力を信じるあなたのその純粋な気持ちを、私がしっかりと神前へとお繋ぎいたします。
ご依頼やご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。








































