こちらの記事では関東総鎮護「大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)」をご紹介します。
神奈川県伊勢原市の大山にある神社。
別名「雨降山(あふりやま)」とも呼ばれています。
本社には大山祇大神(オオヤマツミ)を祀り、境内社には大雷神(オオカイカヅチ)、高龗神(タカオカミ)も祀る。
大山は古くるから山岳信仰の対象として知られ、山頂は祭祀に使われた縄文土器なども発掘されました。
その事から紀元前から信仰の場所にされてきた神聖な場所になります。
山上には雲や霧が生じ、雨を降らすことから雨乞信仰の対象としても有名。
山頂の自然石を神体とした巨石崇拝。
山腹の滝を進行する湧水地信仰も伝えられているのも特筆する点。
同山には大山寺も建てられており、神道・仏教・自然崇拝と多岐に渡る信仰を寄せられている場所だとお知らせできるでしょう。
自然資源が豊富なパワースポットということもあって、春夏秋冬、四季折々の景色も楽しめる場所。
下記では、そんな大山の魅力を撮影したお写真や動画をご紹介します。
ちなみにケーブルカーで大山不利神社下社まで登れます。
もちろん、下山のケーブルカー利用も可能です。
途中の駅には大山寺も建てられており、今回はケーブルカーを利用しました。
ケーブルカーを降りて、駅を出ると参道が続いて、直ぐに拝殿へ続く階段が見えます。
階段を登ると鳥居。
その奥に下社が見えます。
とても綺麗にされており、近くには十二支像を模した獅子山が建てられています。
他には国学の祖でもある権田直助の像。
権田直助は神社再興の先駆者として、静岡県の三嶋大社とも由縁のある人物。
下社からの展望も見事で、伊勢原の町が一望できます。
テーブルとイスも設置してあるので、天気の良い日はお弁当を持参して、食事も楽しめそう。
天満宮や浅間社も建てられています。
浅間社の御祀神は木花咲耶姫命。
富士山に祀られている女神様ですが、大阿山不利神社の御祀神でもある大山祇大神の娘神になります。
大山の阿夫利神社、富士山の浅間神社の二社を参拝するのを「両参り」と呼び、江戸時代頃に盛んに行われたそうです。
現代は車や鉄道がございますが、江戸時代頃、大山~静岡間の移動は徒歩で大変だったのではないでしょうか。
大山阿夫利神社下社の奥には、源頼朝公が武運長久と必勝を祈願し、大山へ奉納した太刀も拝観できます。
御神水「大山名水」が汲めるのも嬉しいです。
以上が大山阿夫利神社の魅力です。
それとケーブルカーの途中駅に大山寺もあります。
悪縁切りのパワースポットなので、ご一緒にお参りするのもお薦めです。
■関東総鎮護大山阿夫利神社
住所:〒259-1107 神奈川県伊勢原市大山355
電話:0463-95-2006
公式:http://www.afuri.or.jp/