縁結びで有名な赤坂氷川神社

こんにちは、千賀喜心です。

私は仕事柄、様々な神社へ足を運ぶのですが、本日はその中でも「赤坂氷川神社(あかさかひかわじんじゃ)」を紹介したいと思います。

同社は東京港区にある神社で、東京十社の一つに数えられています。

旧社格は府社で「東京三大縁結び神社」の一社。

創建は平安時代にあたる951年なので、1000年以上の歴史を持つ神社です。

御祀神は以下の三柱。

・素盞嗚尊(すさのおのみこと)
・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
・大己貴命 (おおなむぢのみこと)

ちなみに素盞嗚尊と奇稲田姫命は夫婦神で、大己貴命は縁結びで有名な出雲大社(いずもおおやしろ)の御祀神大国主大神(おおくにぬし)です。

その事から縁結びの御利益があると云われていますが、それ以外に厄除け・開運招福・家内安全・商売繁盛・健康長寿・子宝等。幅広いご利益を授けてくれる神社です。

赤坂氷川神社

上記の写真は正面の鳥居で、この参道を直進すれば社殿へ到着します。

しかし、赤坂氷川神社の境内は社殿以外にも見処も多いので、拝殿をご紹介する前に、いくつか写真を掲載しておきますね。

上記は正面の鳥居を抜けて左手にある力石。

港区内にある力石は全部で14点となり、その殆どが海岸近くの神社に残されています。

ですが、赤坂氷川神社の力石だけ、海岸から遠く離れた同社に残されているのは不思議ですね。

昔の人はこれを持ち上げて力比べをしたそうですが、誰かが運んだのでしょうか?

包丁塚とイチョウの樹の立て看板で、使い古した包丁を供養する神事も同社では執り行われています。

氷川神社のイチョウは樹齢400年を超えるそうですが、この付近には子供が遊べる遊具もあって、近所の子供達の憩いの場にもなっているようです。

そして下記は境内社の九神社と稲荷社。

稲荷社の御祀神は宇迦御霊神(うかのみたまのかみ)ですが、九神社は「天祖神社、春日神社、鹿嶋神社、八幡神社、諏訪神社、秋葉神社、厳島神社、金刀比羅神社、塞神社」を合祀した遥拝所になります。

狛犬は構え型で造形もかっこいいです。

洞窟のような場所があって、その中にはお供え物が置いてあります。

境内社の西行稲荷の一部のようですね。

また、下記は四社の稲荷社が合祀された「四合稲荷(しあわせいなり)」です。

あの有名な勝海舟が命名されたそうです。

どうやら、勝海舟は近くに住んでいたようで、頻繁にこちらへ参拝をされていたとのこと。

近くに勝海舟邸後もあるので、歴史好きの方は必見ですね。

「もしかしたら、坂本龍馬も足を運んだかも知れない!」と、想像するとロマンがあります。

下記の写真は正門ではなく、氷川坂から来社した際の鳥居です。

赤坂見附の方から来社される方は、こちらの鳥居を通られる方が多いのではないでしょうか。

下記が社殿前の鳥居と手水舎です。

社額には「氷川大明神」と刻印をされています。

コロナ対策中ということもあって、手水舎は貯水されてませんが、代わりに消毒液が置かれています。

こちらは楼門の画像ですが、門越しに見られる社殿の風景が何となく好きです。

また、楼門を抜けると右手には社務所。

左手には祭事で使用する御神輿が飾られています。

社殿は東京都重要文化財に指定をされています。

赤坂氷川神社

こちらの社殿は紀州藩藩主であった徳川吉宗が将軍職を継ぐにあたって、1730年頃に建立されました。

現在まで安政の大地震・関東大震災・東京大空襲という被災がありましたが、奇跡的に免れたことでも有名です。

被災という不運を避けたころから、厄除けなどのご利益を与えてくれるパワースポット神社とも呼ばれているので、そのご霊験を授かりに来社される方がいらっしゃるのも特徴の一つになります。

以上が赤坂氷川神社のご紹介ですが、年末年始や七夕の期間等に限定御朱印も授与してくれます。

下記の写真は㊧通常の御朱印、㊥お正月限定御朱印(金)、㊨お正月限定御朱印(銀)ですが、こちらを授与していただくのも参拝の楽しみとされると宜しいかも知れませんね。

赤坂氷川神社

後、近くには出雲大社東京分祠、山王日枝神社等もあるので、ご一緒に参拝をされるのもオススメです。

■アクセス
・千代田線 赤坂駅
・日比谷線・大江戸線 六本木駅
・南北線 六本木一丁目駅
・銀座線 溜池山王駅
・都バス アークヒルズ前 各駅より徒歩8分

■所在地
〒107-0052 東京都港区赤坂6-10-12
TEL:03-3583-1935
HP:https://www.akasakahikawa.or.jp/