
「事業を成功させたい」「仕事でステップアップしたい」「家内安全、家族みんなの幸せを願いたい」
そんな願いを持つあなたへ。
茨城県笠間市に鎮座する笠間稲荷神社(かさまいなりじんじゃ)は、日本三大稲荷の一つに数えられ、商売繁盛、家内安全、出世開運に絶大なご利益をもたらす、全国的に有名なパワースポットです。
今回は、笠間稲荷神社の奥深い魅力と、その成り立ち、見どころ、そして「お稲荷さん」にまつわる誤解を解きながら、その真の力について詳しくご紹介します。
目次
笠間稲荷神社とは?日本三大稲荷の格式と歴史

笠間稲荷神社は、茨城県笠間市に位置し、伏見稲荷大社(京都)、祐徳稲荷神社(佐賀)と並び称される「日本三大稲荷」の一つです。
その創建は651年(白雉2年)と伝えられるほど古く、約1370年以上の歴史を誇ります。
日本三大稲荷神社とは
伏見稲荷大社(京都市)
笠間稲荷神社(茨城県笠間市)
祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)
上記の三社を日本三大稲荷神社として崇敬されています。

■ 国重要文化財の御本殿
現在の御本殿は、江戸時代末期の安政年間(1854年~1861年)に建立・改築されたもので、国の重要文化財にも指定されています。
その柱や周囲には、緻密で精巧な彫刻が施されており、その美しさと歴史の重みは必見です。
誤解されがち?お稲荷さんの「キツネ」は怖い存在ではありません

「お稲荷さん」と聞くと、「キツネ」を連想される方が多いでしょう。
そして、「キツネは怖い」「キツネ憑き」といった、少しネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
これは、昭和初期に流行した「コックリさん」や、古くから伝わる一部の伝承によるものかもしれません。
しかし、これは大きな誤解です。
笠間稲荷神社をはじめとする稲荷神社で祀られているのは、キツネそのものではありません。
御祭神は、稲荷大神(稲荷大明神)こと「宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)」という神様です。
宇迦之御魂神は、五穀豊穣の神、産業振興、子孫繁栄の神であり、私たちの生活の根源となる「食」と「生産」を司る、非常に恵み深い神様なのです。
キツネは、この宇迦之御魂神の「神の使い(眷属)」であり、神様と私たち人間との間を取り持つ存在です。

決して怖い存在ではなく、私たちを守り導き、願いを届けてくれる、神聖な動物なのです。
キツネの像が稲穂をくわえていたり、鍵を持っているのは、豊かさや知恵の象徴とされています。
どうぞ安心して、感謝の気持ちでお参りください。
笠間稲荷神社の御祭神と、多岐にわたるご利益

笠間稲荷神社の主祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。この神様のご神徳により、笠間稲荷神社は、
- 商売繁盛・事業発展:あらゆる産業の守護神として、事業の成功、顧客増加、経済的な繁栄をもたらします。
- 家内安全・無病息災:家族の平和と健康を守り、災いから遠ざけます。
- 出世開運:仕事でのステップアップ、社会的地位の向上を後押しします。
- 五穀豊穣:豊かな収穫、食の安定。
- 心願成就:個人のあらゆる願い事を成就へと導きます。
- 縁結び・恋愛成就:人との良縁、特にビジネス上のご縁や、温かい家庭を築く縁にも繋がります。

特に、仕事や商売をされている方は、笠間稲荷神社にお参りすることで、そのご利益を肌で感じられることでしょう。
恋愛の悩みも叶えてくれますが、やはり笠間稲荷神社といえば、商売や仕事の成功で祈願される方が多いのではないでしょうか。
笠間稲荷神社の見どころ:狐塚、そして藤の花の美しさ
私が笠間稲荷神社を訪れて特に魅了されたのは、その歴史的な建造物の美しさと、境内に点在するユニークなスポット、そして四季折々の自然の彩りでした。

1. 神の使いが集う「狐塚(きつねづか)」
境内の奥には、神の使いであるキツネの像が多数奉納された「狐塚」があります。
大小様々な狐の石像が並ぶ光景は目を奪われ、一つ一つの像に、人々の願いや感謝が込められているのを感じます。
神聖な気を感じながら、狐たちにご挨拶をして、あなたの願いが届くよう祈りましょう。
2. 優雅に咲き誇る「藤の花」

笠間稲荷神社は、藤の花の名所としても知られています。
春の終わりから初夏にかけて、境内には優雅な藤の花が咲き誇り、その淡い紫色の花房が参拝者の目を楽しませてくれます。
藤の花は、古くから日本の庭園美を彩る存在であり、その優美な姿は、清らかな境内に一層の彩りを添えてくれます。
この時期に訪れることができれば、その美しい景色に心癒されることでしょう。
3. 様々な願いを叶える「末社(まっしゃ)」の神々

笠間稲荷神社の境内には、主祭神を補佐する形で、様々なご利益を持つ末社が多数鎮座しています。添付画像にもあるように、以下のような神々が祀られています。
- 月読神社(つくよみじんじゃ):海上安全、暦を司る神。
- 白山神社(しらやまじんじゃ):天徳和合、縁結び。
- 天満宮(てんまんぐう):学業成就、受験合格。
- 粟島神社(あわしまじんじゃ):医薬、健康。
- 山倉神社(やまくらじんじゃ):病気平癒、災難除け、開運、子授け。
このように、境内をゆっくりと散策し、それぞれの末社にお参りすることで、あなたの様々な願いに応じたご利益を授かることができるでしょう。
参道グルメの定番「そばいなり」と「つたや」のキツネ蕎麦

笠間稲荷神社の門前町には、お土産屋さんがずらりと並び、参拝後の楽しみも満載です。
中でも名物として有名なのが、お揚げに蕎麦を詰めた「そばいなり」。
稲荷神社ならではのユニークなグルメです。



また、神社前にある老舗の蕎麦屋さん「つたや」は、テレビなどでも紹介される有名店で、ここで温かい「キツネ蕎麦」を食べるのも、開運の秘訣かもしれません。
お稲荷さんの神の使いであるキツネにあやかって、さらなるご利益を呼び込みましょう。
あなたの願いを、笠間稲荷神社の力で

笠間稲荷神社は、日本三大稲荷としての格式を持ち、商売繁盛、出世開運、家内安全など、私たちの日常生活に密着した多岐にわたるご利益を授けてくださる聖地です。
仕事や事業の成功、家族の幸せ、そして金運の向上を願うなら、ぜひ一度、この笠間稲荷神社を訪れてみてください。

































