【島根】美保神社で開運!出雲大社との「えびす・だいこく両参り」と縁結びルート

美保神社

こんにちは、千賀喜心です。

「出雲大社にお参りしたけれど、もっと確実に運気を定着させたい」

「島根のパワースポットを満喫したい」

そう思われる方に、私がおすすめしたい特別な聖地があります。

それが、島根県松江市の美しい港町に鎮座する「美保神社(みほじんじゃ)」です。

全国に3,000社以上ある「えびす社」の総本宮であるこの神社は、ただ単独でお参りするだけでなく、出雲の他の神社と組み合わせることでご利益の相乗作用にも期待できます。

今回は、美保神社のご利益と魅力、知る人ぞ知る「複数社巡り」についてお話します。

神話の舞台!美保神社の御祭神・成り立ち・ご利益

美保神社の魅力を知るために、まずはお祀りされている二柱の神様とその成り立ちを見ていきましょう。

  • 事代主神(ことしろぬしのかみ): 出雲大社にお祀りされている大国主大神の第一の御子神(息子)であり、「えびす様」として広く親しまれています。商売繁盛、大漁満足、海上安全、そして歌舞音曲(音楽)の守護神です。
  • 三穂津姫命(みほつひめのみこと): 高天原(天界)から稲穂を持って降臨された女神で、大国主大神の御后神(奥様)です。五穀豊穣、夫婦和合、安産、子孫繁栄の力強いご利益をもたらします。

神社の成り立ちは美保神社の歴史は非常に古く、西暦733年に編纂された『出雲国風土記』にもその名が記されています。

日本神話において、大国主大神が国を譲るかどうかの重大な決断を迫られた「国譲り」の場面で、事代主神(えびす様)がまさにこの美保関の海で釣りをしながら神意を問われたという伝承があります。

つまりここは、神話の重要な舞台そのものに鎮座する由緒正しき古社なのです。

美保神社

これぞ完全開運!最強の「えびす・だいこく両参り」

島根を訪れた際、多くの人が「出雲大社」へ足を運びますが、出雲大社だけをお参りして帰ってしまうのは非常にもったいないことです。

古くから出雲地方では、「出雲大社&美保神社」の二社をセットでお参りする「えびす・だいこく両参り」が、注目されてきました。

出雲大社の大国主大神(だいこく様)が、あなたの望む「素晴らしいご縁」を引き寄せます。

そして、美保神社の事代主神(えびす様)に祈りを捧げることで、あなた自身の器が磨かれ、その「引き寄せたご縁をさらに強くつなぎ止め、育むための環境」が整うのです。

ご縁を呼ぶ力と、それを受け入れ発展させる環境づくりの相乗効果に期待が持てます。

美保神社

目的別で選ぶ!出雲の「二社参り」「三社巡り」ルート

実は、出雲の神々を巡るルートは「えびす・だいこく両参り」だけではありません。

ご自身の叶えたい願いに合わせて、以下のような巡り方も非常に人気があります。

昼と夜を守護する「出雲大社&日御碕神社」の二社参り

美保神社との両参りに並んで有名なのが、出雲大社と「日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)」を巡るコースです。

日本の昼を守る天照大御神(伊勢神宮)に対し、日本の夜(裏側)を守護するとされる日御碕神社。

出雲大社とセットで巡ることで、運気のバランスを整え、厄除けと開運、縁結びのご利益を更にもたらします。

さらなるご利益!「出雲大社・美保神社・八重垣神社」の三社巡り

出雲大社と美保神社の「両参り」に、縁結びと夫婦和合の聖地として名高い「八重垣(やえがき)神社」を加えた三社巡りも大変人気があります。

出雲大社でご縁を引き寄せ、八重垣神社と美保神社で念押しをするフルコースです。

また、出雲大社を起点とした「複数社巡り」のコースは、この他にも数多く存在します。

ご自身の叶えたい願いや、現在の状況に合わせて参拝する神社を組み合わせることで、神様からの後押しをさらに受け取ることができるのです。

海のそばで真水が湧く奇跡!鳥居前の「おかげの井戸(廻船御用水)」

美保神社の入り口、鳥居のすぐ近くにある石造りの立派な井戸にお気づきでしょうか。

ここは「廻船御用水(かいせんごようすい)」、地元では「おかげの井戸」と呼ばれているパワースポットです。

美保神社

江戸時代末期の文久元年(1861年)、この地を大干ばつが襲い、村のすべての井戸が枯れ果ててしまうという危機がありました。

その際、当時の宮司が必死に祈祷を行ったところ、美保大明神(えびす様)から「ここを掘りなさい」というお告げがあったのです。

そしてお告げの通りに掘り進めると、なんと「目の前がすぐ海であるにもかかわらず、こんこんと清らかな真水が湧き出た」という奇跡が起きました。

この井戸を掘るための資金は、えびす様を信仰する全国の廻船問屋(船の商人たち)がこぞって寄付をしたと記録されています。

神様の奇跡によって住民の命が救われ、同時に船乗りたちの大切な飲料水にもなったこの井戸は、神様への「感謝」と商人たちの「思いやりの連鎖」の結晶と言えます。

境内に入る前、まずはこの井戸の前に立ち止まってみてください。

神様と人々の温かい繋がり(ご縁)に想いを馳せることで、あなたの心も優しい豊かさで満たされ、えびす様に愛される開運体質へと整っていくはずです。

荘厳にして優美。海を渡る「船」のような拝殿

美保神社を訪れてまず圧倒されるのが、その独特で荘厳な建築美です。

神門をくぐると目の前に現れる「拝殿」は、壁や天井がなく、四方が大きく開け放たれた非常に開放的な造りになっています。

太い梁がむき出しになったその荘厳な姿を少し離れた場所から眺めてみてください。まるで、大海原へ漕ぎ出す大きな「船」の形に見えてくるはずです。

美保神社

海の神様であり、漁業や海運の守護神であるえびす様をお祀りする港町の神社にふさわしい、ダイナミックで美しい設計です。

また、この拝殿は壁がないため音響効果が極めて高く、毎日行われる朝夕の神事では、祝詞や太鼓、巫女舞の美しい「音色」が境内に響き渡ります。

この神聖な音のシャワーを浴びることで、心身の深い部分に溜まった澱みがスッキリと浄化されていきます。

【癒やしと浄化】えびす様は音楽の神様!心洗われる「鳴り物信仰」と神聖な音色

えびす様(事代主神)といえば商売繁盛や豊漁のイメージが強いですが、実はもう一つ、とても重要な側面をお持ちです。

それは「歌舞音曲(かぶおんぎょく):音楽や芸能」の神様であるということです。

そのため美保神社には、古くから日本全国の参拝者から太鼓や三味線、笛などの楽器が奉納される「鳴り物(なりもの)信仰」という独自の文化があります。

現在でも、国指定の重要有形民俗文化財に指定されている貴重な奉納楽器が数多く収蔵されているほど、えびす様と「音」には深い繋がりがあるのです。

この「音」にまつわるパワーは、境内の空気感にもはっきりと表れています。

先ほどご紹介した「船の形をした壁のない拝殿」では、毎日朝と夕方に神事(朝御饌・夕御饌)が行われます。壁がないオープンな空間だからこそ、

神職の方が奏でる太鼓や笛の音、そして祝詞(のりと)の響きが、境内の隅々にまで美しく響き渡るのです。

スピリチュアルな観点から見ると、神聖な「音色」には極めて強力な浄化作用(デトックス効果)があります。

静かな港町の海風とともに、境内に響き渡る心地よい音の波(鳴り物の響き)を全身で浴びてみてください。

心の奥底に溜まった日常のストレスや邪気がきれいに洗い流され、本当に望むご縁を引き寄せるためのクリアな状態へと、あなたを優しく導いてくれるはずです。

願いを確実に通す!境内のディープな参拝作法

美保神社の霊験を余すところなく受け取るために、ぜひ実践していただきたい特別な作法と見どころをご紹介します。

1. 神門の「紙垂(しで)」の下をくぐって心身のお清め

拝殿へと続く神門には、出雲地方特有の太く立派なしめ縄が掲げられていますが、そのすぐ下にご注目ください。

そこには「祓解(ばっかい)」と呼ばれる2つの紙垂(しで:ギザギザに折られた白い紙)が垂れ下がっています。

この2つの紙垂は、事代主神と三穂津姫命の二柱の神様を表しているとも言われており、参拝者がこの紙垂の下をくぐることで、日常でまとってしまった目に見えない穢れ(邪気)がスッと祓い清められるという強力な結界の役割を果たしています。

この神聖なゲートを通り、心身を清らかな状態にリセットしてから拝殿へ向かうのが、えびす様に願いを通すための大切な第一歩です。

美保神社

2. 拝殿を見守る珍しい「備前焼の狛犬」

神門を抜け、荘厳な拝殿の前に進むと、両脇で神様をお守りしている狛犬に出会います。実はこの狛犬、一般的な石造りではなく、なんと岡山県の「備前焼(びぜんやき)」で作られた大変珍しいものなのです。

江戸時代の文政13年(1830年)に奉納されたもので、およそ200年もの長い年月が経っているにもかかわらず、一切の釉薬を使わず高温で焼き締める備前焼ならではの堅牢さで、今も驚くほど美しい艶を保ち続けています。

海上安全・海運の神様であるえびす様を信仰する商人たちが、海を渡って船でこの狛犬を奉納したという歴史的背景に想いを馳せながら手を合わせると、困難にも負けない力強いパワーを感じることができるはずです。

美保神社

3.陰陽が調和する本殿!左右で違う「千木(ちぎ)」の秘密

拝殿でのお参りを終えたら、ぜひ裏手に回って神様が鎮座する「本殿」の屋根を見上げてみてください。

美保神社の本殿は、2つの大きなお社がピタリと横に並んでくっついた「美保造(比翼大社造)」と呼ばれる、全国でも大変珍しい形をしています。

美保神社

ここには事代主神(えびす様)と三穂津姫命の二柱がお祀りされており、よく「夫婦神ですか?」と聞かれるのですが、実は「大国主大神の息子(えびす様)」と「大国主大神の奥様(三穂津姫命)」という、いわば義理の親子にあたる最強のタッグなのです。

そして、この本殿の屋根の上から空に向かって突き出ている「千木(ちぎ)」と呼ばれる交差した板の先端に注目してください。

よく見ると、右のお社と左のお社で、千木の先端の「切り方」が違っていることに気がつくはずです。

  • 向かって右側(えびす様): 先端が地面に対して垂直にスパッと切られた「外削ぎ(男千木)」
  • 向かって左側(三穂津姫命): 先端が地面に対して水平に切られた「内削ぎ(女千木)」

神社建築では古来より、「男神をお祀りする時は外削ぎ、女神をお祀りする時は内削ぎ」という明確なルールがあります。

千木 男女の見分け方

つまり美保神社の本殿は、右が男神、左が女神と、神様の性別(陰と陽)によって建築のディテールを美しく使い分けているのです。

二つのお社が並び、男千木と女千木が天を突くその姿は、まさに「男性性(陽)と女性性(陰)のエネルギーが完璧に調和している」ことの象徴です。

この陰陽の絶妙なバランスこそが、あなたが望む「良縁(男女の縁やビジネスの縁)」を力強く引き寄せ、揺るぎないものにしてくれる最大の秘密なのです。

4. ご縁をさらに固める!本殿裏の「境内社」へのご挨拶

拝殿でのお参りが終わっても、すぐに引き返してはいけません。

本殿の裏手や周囲には、「若宮社」や「今宮社」をはじめとする複数の「境内社(けいだいしゃ)」がひっそりと鎮座しています。

これらの小さなお社には、美保神社の御祭神とゆかりの深い神々がお祀りされています。

表の拝殿だけでなく、裏手に回ってこれらの境内社にも一つ一つ丁寧にご挨拶をすることで、神様への深い敬意が伝わり、あなたが結びたい良縁や願い事がより強固なものとして定着するのです。

隅々まで気を配る「誠実な参拝」こそが、えびす様に好かれる最大の秘訣です。

美保神社

5. 余韻を楽しむ「青石畳通り」のお散歩

参拝後は、神社のすぐ横から続く「青石畳通り」を歩いてみてください。

江戸時代の面影を色濃く残すノスタルジックなこの道は、雨に濡れると石が青く美しく光ります。

日々の喧騒から離れ、自分の足で静かな石畳を踏みしめながら歩く時間は、心に最高の癒やしをもたらし、神社でいただいたご利益をしっかりと自分の中に落とし込む大切な時間となります。

美保神社

まとめ:千賀喜心からのメッセージ

いかがでしたでしょうか。

島根県の「美保神社」は、出雲大社をはじめとする神々との見事な連携によって、私たちの人生に「豊かさ」と「幸縁」をもたらしてくれるパワースポットです。

「幸せを引き寄せたい」と願う方は、ぜひ出雲の地へ足を運んでみてくださいね。

以上、三ノ輪相談所の千賀喜心がお届けしました。

皆様の人生の航海が、大漁旗を掲げるように豊かで喜びに満ちたものになりますように。

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